【店舗デザイン】効果と継続に必要な5つの基礎知識!これから開業を考えている人向け
2)店舗デザインの目的
2-1. 利益の上がる店舗にすること
2-2. 店舗デザインの手順
3)予算の考え方
3-1.店舗開業資金の回収
3-2.収益計画
3-3.利益を出す商品をつくる費用
4)店舗デザインの効果とは
4-1.作業動線
4-2.メンテナンス
4-3.集客
4-4.ブランディング
4-5.従業員の質とモチベーション
5)コンセプトを明確にする
5-1.どんな価値を提供するのか
5-2.どんな人に買ってもらうのか
5-3.どんな印象の店舗にするか
6)店舗デザイン事務所を選ぶ
6-1.店舗デザイン事務所の役割
6-2.相談しやすい事務所を選ぶ
6-3.実績のある事務所を選ぶ
7)まとめ
1)店舗デザインは何を優先して考えたらいいの?
自分のお店を持ちたい!小さい店舗でもいいから自分の理想を形にしたい!これから店舗開業を考えている人は期待に胸が膨らんでワクワクしていると思います。
店舗デザインはお店の印象を決める大切な要素です。店舗デザインで優先すること、気を付けることを分からずにお店をつくろうと考えていませんか?
店舗デザインで失敗してしまうと開業資金の大半を失うばかりか、その後の店舗経営も上手くいかなくなります。夢を叶えるどころかスタートでつまずいてしまい倒産・・・なんていうことも多々あります。
この記事では店舗デザインを考えるために大切な基本を5つのポイントに絞って解説しています。
・店舗デザインの目的
・予算の考え方
・店舗デザインによる効果
・店舗のコンセプトの作り方
・優良な店舗デザイン事務所を選ぶ方法
この記事を読めば、これから店舗開業を考える際に、店舗デザインを利益につなげるための第一歩としての考えが身に付きます。
これから初めて店舗開業を考えているという人は、店舗デザインとは何か、どのように考えていけばよいのかという参考にしてください。
2)店舗デザインの目的
/// 2-1.利益の上がる店舗にすること
まず初めに店舗デザインを行う目的、必要性を理解しておきましょう。
店舗デザインは自分好みの店舗を作ることが目的ではありません。店舗デザインを行う本当に重要な目的は【利益の出る店舗】を作ることです。
住宅デザインと店舗デザインでは考え方は全く異なります。
住宅は長年住むことが目的ですが、店舗は人が仕事をして利益を出すことが目的です。店舗はビジネスとして利益を生まなければ存在する意味がなくなってしまいます。
どれだけこだわりのあるデザインでもお客様に必要とされなければお店は潰れます。
おしゃれでお客様が来てくれたとしても、サービス提供に時間と費用が掛かれば利益は出ず、やはりお店は潰れてしまいます。
店主のこだわりや思いを店舗デザインに反映させるのは【利益の出る店舗にする】という大前提があってこそ実現できるということを覚えておきましょう。
/// 2-2.店舗デザインの手順
利益の出る店舗をつくる手順
・予算を決める。
・お金を投入して得られる効果を考える。
・お店の雰囲気や利益の出し方などコンセプトを考える。
・信頼できる店舗デザイン事務所を探す。
利益の上がる店舗デザインにするためには理想より予算を第一です。その予算をどうやって効果的に使うのか、それを自分の作りたいお店、コンセプトに乗せていきます。お店の方向性が決まったら、その店舗作りを実現してくれる店舗デザイン事務所を探して理想と現実をすり合わせながら店舗作りをしていくことになります。
3)予算の考え方
/// 3-1.店舗開業資金の回収
予算を考えるうえで、店舗開業資金は回収しなくてはならないという考えはしっかり持っておきましょう。
店舗開業資金とは、まだ店舗が利益を出していない状況で必要な費用です。つまりお店が借金をしているような状況ということになります。
予算は店舗経営を行いながら開業資金を回収できる範囲であることが基本です。
例えば店舗開業に1500万円かかったとします。その1500万円は開業に必要な使い捨ての費用ではなく、これから収益を出す予定の店舗にかけた投資・借金ということになります。
店舗開業資金は店舗を経営しながら回収していかなければなりません。
店舗デザインの予算では開業資金をどれくらいにするかで、開業後の経営に大きく影響してきます。
1500万円の開業資金を5年で回収するとなると、年間で300万円、月に25万円を開業資金の回収に充てなければなりません。
店舗開業資金の返済計画によって、売り上げの基準や仕入れ価格、販売価格を調整していかなければなりません。
店舗開業資金を回収しないと・・・
開業資金の回収期間を10年以上の長期に考えた場合、店舗が倒産すれば未回収の開業資金は赤字のままです。最悪の場合借金として残るというリスクもあります。
店舗は消耗品です。店舗機器や設備、内装は日々劣化していきます。店舗開業資金を回収しないと新たな維持費が発生しても支払う資金が足りないということが起きます。
そもそも、開業にかけた資金を回収できないということは赤字です。利益を出せたという状況ではありません。開業に使用する予算は回収できる見込みをたてておきましょう。
/// 3-2.収益計画
予算を決めるためにはどのような経営を行っていくのか、収益計画を立てることが必要です。
毎月出費、売り上げ、利益が分からなければ店舗デザインにどれくらいの予算をかけて良いか分かりません。
例えば
A店 出費20万円 売り上げ40万円 利益20万円
B店 出費40万円売り上げ80万円 利益40万円
このように利益の見込み額が違えばその分店舗にかける費用も変わってきます。
まずは店舗経営によってどれくらいの売り上げが見込めるのかを計算し、計画を立てます。
健全な運営をするために最低限必要な売り上げはいくらなのかを計算します。業態や経営方法によって異なりますが、具体的にシミレーションすることが大切です。
性質の異なる2つの費用
・変動費:売上高によって変わる費用。
材料費、仕入れ原価、外注費用、手数料など。
・固定費=基本的に毎月変わらない費用。
人件費、家賃、リース料、広告費、開業資金返済金など。
年間、月、1日、それぞれいくらの売り上げが必要なのか。最低限の金額が予算の最低基準となります。これによって返済、回収できないような予算は組まないようにしましょう。
/// 3-3.利益を出す商品をつくる費用
店舗開業費を含めた収益計画を立てたら、商品を作るために最低限必要な費用について考えていきましょう。
商品は物とは限らず、理美容やマッサージのようなサービスも商品です。付加価値のある商品がなければ購入するお客さまも来ないので利益を上げることが出来ません。
例えばパン屋を開業するとして、近隣のパン屋との差別化を図るために特殊なオーブンや材料などを購入するなどの費用が発生します。
限られた店舗開業資金の中から、必要な機器購入の予算や経営が軌道に乗るまでの材料費、人件費などの予算も考えておく必要があります。
店舗は利益を生むために存在し、利益は商品が売れてこそ発生します。しっかりとした商品を提供するための予算を確保したうえで店舗デザインに掛けられる費用を考えましょう。
4)店舗デザインの効果とは
/// 4-1.作業動線
店舗デザインでは作業動線を整えて業務の効率化やサービスの質を向上させる効果があります。店舗内での人の動きによって店舗の売り上げが変わります。
飲食店での人の動きの例
・お客様の動線:入口 → 食事 → トイレ → 会計 → 出口
・従業員の動線:オーダー → 配膳 → 下膳 → レジ
レイアウトのポイントはできるだけ同じ動線を通らないことです。集中する動線があれば人が混雑してしまい業務の流れも滞ってしまいます。
作業動線が悪い店舗では作業効率が悪くなります。人件費が掛かるばかりではなく、お客様も不快に感じるので売り上げも落ちてしまいます。
【お客様目線】と【従業員目線】それぞれの視点で確認することが大切です。作業がスムーズでもお客様が不快に感じては意味がありませんし、従業員が動きにくければ結局お客様に迷惑が掛かります。どちらも大切にした作業導線を考えます。
作業動線を考える際には避難口の確認を忘れないようにしましょう。避難口の確保は消防法で決められています。守られていない店舗では営業を制限されることもあります。避難口を忘れて作業動線を考えてしまうと後から修正できない場合もあります。
/// 4-2.メンテナンス
店舗は日々汚れ、劣化しています。店舗デザインによってメンテナンスのしやすさ、費用軽減の効果を得ることが出来ます。
掃除のしやすさは店舗の運営でも重要です。ホコリを被った商品はお客様の購買意欲を奪います。不衛生な飲食店は避けられます。毎日きれいな状態を維持していくためには掃除のしやすさや汚れにくさという工夫が必要です。
メンテナンスしやすいデザインの例
・油汚れの付きやすい場所は取り外し、分解できる仕組みになっている。
・洗剤が使いやすい材質の内装。
・ホコリを溜めにくい棚の設置。
汚れの蓄積は機器の故障にも繋がります。
メンテナンスしやすいデザインにすることで人件費や設備費用を軽減することにもなります。
/// 4-3.集客
店舗の外観や内装の雰囲気は集客にも効果があります。
来店するお客さまにはそのお店に【明確な目的】がある場合と、ただ【気になって、なんとなく】来店される場合があります。
来店客の種類
・目的客:明確な目的をもって来店するお客様。
・流動客:はっきりしない目的や目的を探すために来店するお客様。
集客の方法は店舗のコンセプトによりますが、流動客がお店に入りやすいデザインにした方が人の出入りは多くなり、顧客獲得の機会が増えます。流動客を呼び込みたいと考えた場合、閉鎖的なデザインにしてしまうとお店の内容が分かりにくく、警戒してしまいます。
多くの人に立ち寄ってもらいたいのであれば、入りやすい雰囲気のデザインや気になって入りたくなる工夫が必要になります。
明確にターゲットを決めているのなら、ターゲットの層に合った外観と内装デザインにすることで集客率を上げることが出来ます。
初めから目的客での集客を想定しているのであれば、そのジャンルに特化したデザインや主張が必要になります。
集客効果を狙う場合は欲張りすぎないことが大切です。
デザインはできるだけ統一します。あれもこれも詰め込むとお客様は混乱してしまいます。
詰め込みすぎの悪い例
・エスニックとアメリカンな雰囲気のすし屋。
・かわいいぬいぐるみと大人びた和風のカフェ。
万人受けを狙っていろいろな要素を詰め込むと落ち着かずかえって集客効果は落ちてしまいます。
ターゲットは絞り込み、どんな人を集客するためのデザインなのか統一するのが基本です。
/// 4-4.ブランディング
店舗デザインにこだわることで商品をブランディングして付加価値を高める効果を得ることが出来ます。
例えば全く同じ材料、手法、見た目のマフィンが1個500円で販売されていたとして
A:おしゃれなカフェでおしゃれなお皿に乗せて提供されるマフィン。
B:レトロな定食屋で醤油皿に乗せて提供されるマフィン。
どちらのマフィンを購入したいでしょうか?
店舗の雰囲気によってブランディングされた商品はそれだけで付加価値を生むことがあります。店舗の雰囲気づくりにこだわることで商品の原価を抑え、単価を上げる効果を得ることもできます。
ブランディングには相性もあります。
先ほどの例でいえば商品がマフィンではなくお刺身盛り合わせであった場合、立場は逆転してしまいます。
商品に合った店舗デザインにすることで商品の付加価値を高める効果を発揮します。
/// 4-5.従業員の質とモチベーション
店舗デザインによって集まる従業員が変わるという効果があります。
例えばおしゃれなカフェでは若い人や女性に人気が高く、「私はおしゃれなお店で働いている」という自負からモチベーションも上がりやすい傾向があります。
今イメージしているお店ではどのような層の人が集まりやすいでしょうか?
・隠れ家風の居酒屋。
・落ち着くレトロな定食屋。
・チェーン店を模したカレー屋。
店舗のデザインによって働きたいと思う人の層、従業員のやる気、質、定着率に違いがあります。
悪い方の例ですが、汚くても利益が出ればいいやというような店舗では、汚くても気にしないような従業員が集まりやすくなります。それくらい店舗デザインは集まる従業員や従業員の働き方に影響を与えます。
5)コンセプトを明確にする
店舗デザインをするために店舗経営、商売のコンセプトを決めて明確にしておくことは重要です。コンセプトによって必要とされる店舗デザインの効果が変わってくるからです。
明確にすべきコンセプト
①どんな価値を提供するのか。
②どんな人に買ってもらうのか。
③どんな印象の店舗にするのか。
順番は入れ替わることもありますが、①~③のコンセプトを明確にしないまま店舗デザインをするとデザインの方向性がブレやすくなります。店舗運営、経営のコンセプトはあらかじめ明確にしておきましょう。
/// 5-1.どんな価値を提供するのか
お店の存在価値とはどんなサービス(価値)を提供するかということで決まります。
コンセプトを考えるために最も重要な土台となる部分です。店舗を通してどんな価値を提供するかを明確にしておきましょう。
提供する価値の例
・この店舗でしか味わえない味。
・日常を忘れてくつろげる空間。
・この店舗に来ると元気が出る質の高いサービス。
人は付加価値に対してお金を払います。
例えばスーパーで人参を買うのは、「野菜を育てる時間、労力を使わずに人参を得られる」という付加価値があります。人参がその辺に生えている野菜で気軽にいつでも手に入れられるのであればお金を払って人参を買う必要がありません。
飲食店で開業するとして、他のお店ではなく自分の店舗に来る付加価値とはどんなものでしょうか?
・すごくおいしい。
・店員の雰囲気が良くて癒される。
・店舗の雰囲気が良くて落ち着く。
・安くて早くて食事の効率がいい。
・立地が良くて何かのついでに都合がいい。
など、求められている付加価値はたくさんあります。コンセプトを考えるうえではお客様のどんなニーズに答えていくのか、という視点が重要です。
価値の提供と業種にも相性があり、あまり奇抜なコンセプトは難易度が高いということも理解しておきましょう。
例えば「このお店でしか味わえないコーヒーを提供する美容室」ではターゲットにするお客様が「コーヒーを飲みたい」のか「髪をきれいにしてほしい」のか分からなくなってしまいます。ある程度業種・業態に合った価値提供を考えることをおすすめします。
/// 5-2.どんな人に買ってもらうのか
商売をするうえでどんな人に商品を買ってもらうのか(ターゲット)を決めることは重要です。なんとなく誰かに買ってもらえるだろうという考えは博打に近く、リスクが高いと言えます。
どんな価値を提供し、それをどんな人に買ってもらうかは、店舗デザインの方向性を決める重要な要素です。例えば落ち着きとリラクゼーションを提供したいのに派手で落ち着かない店舗デザインの効果を得ることは難しく、逆に売り上げを下げてしまうこともあります。
提供する商品とお客様のズレをなくすためにもどんな人に買ってもらうのかというコンセプトを明確にしておく必要があります。
ターゲット層の考え方の例
・年齢層(10代・20代・30代など)
・世代(幼児・小学生・中学生・高校生・大学生・社会人・高齢者など)
・用途別(遊び・接客・会議・商売・休憩・冠婚葬祭など)
・人数別(2~4名程度の団体・数十名の団体・おひとり様など)
・社会的立場(子供・大人・学生・会社員・社長・主婦など)
・家族構成別(父親・母親・家族連れ、独身、ひとり親など)
・職種別(教師・看護師・営業職・エンジニア・サービス業など)
・経済力(貧困層・学生・社長・セレブ層・お父さんのお小遣いなど)
・関係性別(友人と・会社の人と・来客と・家族と・恋人となど)
どんな人がお客様になるのかを決めることで価格設定や必要経費、経営の方法も変わってきます。店舗デザインの効果を発揮するためにはターゲットとなるお客様に合わせてお金をかけるべきポイントを変えるという視点が重要です。
/// 5-3.どんな印象の店舗にするか
店舗の印象、デザインの方向性は提供するサービスと来てもらいたいお客様に合っている必要があります。
例えば普段育児で疲れているお母さんに癒しの空間を提供したいのであれば、癒しを感じられる内装、音や光などの環境、接客が必要になります。
内装のデザインと良く使われる店舗の事例
・日本風(日本食や日本食器、包丁販売など)
・北欧風(カフェ、レストラン、雑貨店など)
・アメリカンスタイル(バー、ハンバーガー屋、など)
・ブルックリンスタイル(カフェ、洋食店、雑貨店など)
・エスニック(エスニック系雑貨店、カレー屋など)
・キャラクターもの(キャラクター雑貨店など)
環境のデザイン例
・照明(照明器具の選定、照度の調整など)
・音響(音楽や音の選定、音響設備、防音設備など)
・空調(適切な温度、風の向きや当たり方、空調設備など)
接客のデザイン例
・従業員の作業導線(従業員の動きがお客様に与える印象)
・お客様の動線(お客様の動きを邪魔しない動線の確保)
・従業員とお客様の接点(お客様と従業員の関わり方)
店舗デザインとコンセプトは一貫した統一性があることが重要です。
コンセプトを明確にし、コンセプトに合った店舗デザインを作ることでお金をかけた分、効果を得ることが出来るようになります。
6)店舗デザイン事務所を選ぶ
/// 6-1.店舗デザイン事務所の役割
店舗デザインを請け負う事務所の役割は、依頼主の希望通りの店舗をつくることではありません。
店舗デザイン事務所の最も重要な役割は依頼主の理想を実現することです。
言われたとおりに作った店舗がすぐに潰れてしまったらどうでしょうか?それは依頼主の理想を実現したことにはなりません。
店舗デザイン事務所の役割は店舗という箱を作るだけではなく、その店舗で利益を出すこと、経営を維持していくことも含めた店舗を作り上げるということです。
店舗デザイン事務所の役割
・どんな店舗にしたいのか依頼主から聞き出す。
・業態や経営方法にあった予算を考える。
・実際に運営していて困らないレイアウトを考える。
・継続する上で必要なメンテナンスや費用について考える。
・店舗の設計をする。
・工事の施工または施工の依頼をする。
/// 6-2.どんな人に買ってもらうのか
店舗デザイン事務所を選ぶ際はただ言いなりになるのではなく、しっかりとしたアドバイスをしてくれる事務所から選ぶようにしましょう。
これから大事なお店を一緒に作り上げてくれる仲間として、しっかりと話を聞いてくれる、相談に乗ってくれるということが一番大切なことです。
例えば、どんなに優秀なデザイナーのいる事務所でも依頼主の意を汲んでくれなければデザイナー本意のお店になってしまいます。またきちんと相談せずに話を進めていけば思ったものと違うお店が仕上がります。
開業、事業を始めるというのは思いを形にするということです。思いを聞く力、相談できる関係性は事務所選びでは大切なことです。
/// 6-3.実績のある事務所を選ぶ
店舗デザインでは形式的なことよりも実際に店舗を手掛けてきたという実績を確認しましょう。店舗を構えて商売をするということは予測のできないこともたくさん起きます。そういった経験が多いデザイン事務所を選ぶことでおおくのアドバイスを得られますし、実際に開業している店舗を見て確認することもできます。
例えば自分が考えている店舗のデザイン、レイアウトが上手くいくのかどうかを確認したいとき、多くの店舗を手掛けている事務所であれば似たような店舗を手掛けたことがあるかもしれませんし、失敗の経験も教えてくれるかもしれません。
実績のある事務所から選ぶことでいろいろな情報を持っている可能性や的確なアドバイス、信頼性の参考にもなります。
店舗デザイン事務所のホームページでは施工事例を載せている場合が多いので参考にしてみましょう。
7)まとめ
店舗とは大きい小さいにかかわらず、利益を出すために作るということが大前提です。そのためには利益の出る店舗デザインにしなくてはなりません。
利益の出る店舗デザインにするためには予算を考える必要があります。予算を効果的に使うためには商品や客層など店舗のコンセプトを明確にしなくてはなりません。
理想の店舗を開業するためには専門の知識を持ったパートナーを選ぶことが重要です。店舗作りの心強いパートナーとなってくれるのが、店舗デザイン事務所の役割でもあります。
これから小さい店舗を持って開業したいと考えている人は今回ご紹介した店舗デザインの基本を参考に、具体的な店舗作りへの第一歩にしていただければと思います。