安心の家づくり!防犯対策に強い注文住宅の秘訣を紹介!

はじめに

これから新築を立てる際に、防犯対策をどうしようかと悩んでいませんか?
防犯対策が不十分だと空き巣や強盗などの犯罪に巻き込まれリスクが高まります。住宅の防犯対策では建築前から防犯対策について考えておくことが大切です。
この記事では注文住宅での防犯対策について紹介します。
泥棒の手口や侵入経路の傾向から、必要な防犯設備や建築のポイントについて解説していきます。安心で快適な住宅づくりの参考にしてください。

1)安心な住宅の防犯対策のポイント

/// 1-1.防犯意識を高く持つ

住宅に侵入する空き巣や強盗などの犯罪は国内だけで年間6000件前後も発生しています。最近では凶悪な事件も増えていて、住宅侵入に関する犯罪が問題視されています。
警察庁のホームページ「スマイル防犯110番」によると住宅侵入窃盗では一戸建てを狙うケースが多くなっています。

侵入窃盗の発生場所認知件数|令和4年度

このようなデータからも、一戸建ての住宅が狙われやすいということが分かります。泥棒に狙われているという自覚と防犯に対する意識を高く持つことが防犯対策の第一歩です。

/// 1-2.無防備な住宅ほど狙われる

侵入事件が起こる主なターゲットは、防犯対策の不十分な住宅であることが多い傾向があります。
警察庁の資料によると、住宅侵入窃盗の侵入手口の半数以上が鍵のかけ忘れや鍵をする習慣がないなどの「無締まり」になっている住宅が狙われています。

一戸建て住宅の侵入窃盗の侵入手口|令和4年度

これらの実例から防犯対策が不十分ない住宅、意識の低い住宅ほど侵入犯罪に遭いやすいということが分かります。

/// 1-3.泥棒が嫌がる住宅にする

戸建て住宅の防犯対策は鍵や防犯ガラスの設置だけで完了するものではありません。空き巣や強盗も常に新しい手口を考えて防犯の隙を探しています。こうした泥棒に対抗するためには、泥棒から見ても防犯性の高い設備を備えることが大切です。
例えば、防犯カメラや二重施錠ドア、警報装置などで明らかに対策されている住宅は「ここに入るとリスクが高いよ」と泥棒に対して警告することにもなります。

特に住宅侵入犯罪者が嫌がる家には共通点があります。住宅侵入被害に遭わないためには泥棒の心理状態に着目しましょう。

泥棒が嫌がる住宅の特徴
見える センサーライト・外からの見通しなど
音がする 防犯砂利、警報器など
記録される 防犯カメラ・録画機能付きインターホンなど

戸建て住宅での防犯対策は、単なる設備の装備だけではなく、居住者が防犯意識を高く持つことも大切です。管理や監視を強化しながら高い防犯性を確保していくことが、安心で快適な生活を送るために不可欠となります。

2)泥棒を寄せ付けない防犯対策の基本

/// 2-1.施錠をしっかりする

住宅の防犯において鍵選びはとても大切です。泥棒は鍵を壊したりするよりも鍵を閉めていないドアや窓を狙います。鍵の締め忘れや開けっ放しのような隙を泥棒は狙っています。適切で使いやすい鍵を選ぶことは防犯性を向上させます。

泥棒に狙われる鍵
・鍵のかけ忘れを狙う
・大丈夫だろうと油断して鍵をかけない所を狙う
・ピッキングしやすい鍵を狙う
・合鍵の隠し場所を見つける
・鍵自体を取り外す。または破壊する

鍵にも様々な種類がありますが、大きく分けると鍵を差し込んで回すシリンダータイプと、電子制御によるカードキーや暗証番号などのような電子ロックがあります。どちらが使いやすいかは人にもよりますが、まずは手間がかからず、鍵の締め忘れを防止することが大切です。

/// 2-2.侵入されにくい窓の設置

窓の大きさや位置、形状を工夫することは防犯対策として有効です。
窓は泥棒の侵入しやすい経路であり、防犯上弱い場所でもあります。窓の防犯対策が弱いと泥棒に狙われやすく、簡単に侵入されてしまいます。

泥棒に侵入されない窓を作るには次のようなことに気をつけましょう。

・窓の位置
人が登ったり入ったりできない場所に窓を配置する。
・窓の形状
細長い窓や開閉できない窓など、人が浸入できない形状の窓にする。
・防犯ガラス
割れない防犯用のガラスを使用して侵入を防ぐ。
・窓の見通し
家の裏や植木など、外から見えにくい窓は狙われやすい。

防犯を強めるにはできるだけ大きな窓を避けるようにします。
開放感のある大窓は人気がありますが、泥棒も入りやすいというデメリットがあります。大きな窓は通りから家の中を見られないようにと塀や植木などで目隠しをしてしまいがちです。泥棒にとっては見つかりにくく、入りやすい最適な出入り口となってしまうので注意しましょう。

/// 2-3.足がかりを作らない

家を設計する際に、2階への足がかりになるような場所を作らないということも、防犯対策として大切なことです。
泥棒は1階以外からも侵入します。ここまでは登らないだろうと油断している隙を泥棒は狙っています。

足がかりになってしまうもの
・高い壁
・子カーポートの屋根
・人が登れる木
・下の階の軒や屋根
・背の高い物置小屋

防犯対策では玄関や窓だけではなく建物の周囲に設置する構造物にも気を付ける必要があります。2階へ上ることができる構造物があることで、泥棒にとっては簡単に侵入経路が確保できてしまいます。
外から建物を見たときに、2階へ上ることができてしまう足がかりになるような壁や物置小屋、カーポートは建物から距離をとって容易に侵入できないようにしましょう。

/// 2-4.目隠ししすぎない

家の中が通りから丸見えになるのは誰でも避けたいことですが、隠しすぎるとかえって泥棒に狙われやすくなります。
泥棒は見られることをきらいます。家の中が見えにくいということは泥棒にとって仕事がしやすい家ともいえるのです。

外から見えにくい住宅のデメリット
・泥棒が隠れやすい
・目立たず侵入する経路が多く確保されてしまう
・侵入されても外から気付かれにくい

壁や植木で家の中を隠しすぎることは犯罪者にとって好都合な状態を作ってしまうため防犯対策としては適切ではありません。
プライバシーの確保は必要なことですが、壁や植木は適度な高さや密度にすることで通りから全く見えない状態を防ぐなど工夫をしましょう。

/// 2-5.セキュリティの高い住宅に見せる

しっかりとセキュリティが行き届いている、対策が取られていると泥棒に感じさせることで、泥棒を遠ざけることができます。
セキュリティの高い住宅とは、泥棒の行動を先読みし、泥棒の嫌がるシステムを設置している住宅です。

セキュリティの高い住宅
・玄関や窓など侵入経路に基本的な防犯ができている
・カメラなどの記録設備がある
・侵入しやすい通りからの死角にも防犯設備がある
・防犯砂利や防犯ブザーなど静かに侵入することが難しい

泥棒が嫌う「見える」「音がする」「記録される」の3つのポイントにしっかりと対策が取られている住宅は、泥棒としてもリスクが高い避けるべき住宅です。
しっかりと防犯されているセキュリティの高い住宅に見せることで、泥棒の侵入を防ぐ以前に、泥棒に狙われる根本的なリスクを減らすことができます。

3)ドア鍵の種類と特徴

玄関ドアの鍵は家の中で最も開け閉めを頻繁に行う鍵です。玄関ドアの鍵を選ぶ際には使いやすいものを選びましょう。
泥棒の侵入手口としては鍵のピッキングや破壊よりも、鍵のかけ忘れや鍵をかけないタイミングの方が狙われやすくなっています。
玄関は鍵のかけ忘れ防止や手間の少ないものを選び、しっかり鍵をかけるということが大切です。

鍵にも様々な種類があり、それぞれ特徴が異なります。使いやすい鍵を選ぶために鍵の種類とメリットデメリットについて確認しておきましょう。

/// 3-1.シリンダー錠

シリンダー錠とは金属製の鍵を鍵穴に差し込み回すことで開錠するタイプの鍵です。多くの住宅やドアで使用されているのはこのシリンダー錠です。

一般的に広く使われているため幅広い種類があり、取り扱っている販売店も豊富で安価なものから 高品質なものまで幅広く入手しやすい鍵です。
電子ロックと比較して電源の有無に影響されず安定して使うことができます。
物理的な仕組みの鍵であるため、ピッキングによって開錠されてしまうリスクがあります。
鍵を紛失した場合鍵の交換が必要です。

/// 3-2.電子ロック

電子ロックとはシリンダー錠に対して鍵穴ではなく電気正業によって鍵の開け閉めを行うタイプの鍵です。以後で解説していきますカードキーや指紋認証、スマートロック等も電子ロックの中の1つです。

ピッキングのリスクがなくなり、使い勝手に合わせて様々なタイプの鍵があります。
電気制御なので電源がないと使うことができません。またシステムが正常に働かないと使うことができなくなってしまいます。

/// 3-3.カードキー

カードキーはカードに登録されている磁気情報を読み取って開錠する電子ロックタイプの鍵の1つです。カードタイプの鍵なので財布やカードケースなどに入れて持ち運ぶことができます。カードの情報は暗号化され、不正コピーを防ぐ仕組みになっています。

カードの盗難や紛失の際には鍵本体を取り換えなくても鍵の情報を書き換えて対応することができます。
カードの情報は磁気性なので磁界や磁石などの影響でカード内の情報が破損してしまう場合があるので置き場所などには注意が必要です。

/// 3-4.ナンバーロック錠

ナンバーロック錠は鍵穴が無く、暗証版語を打ち込むことで開錠することができる電子ロックタイプの鍵の1つです。鍵を必要としないため鍵の盗難や紛失の対策を取る必要がありません。

鍵を持ち歩く必要がないため自動施錠にしても締め出されることがなくなります。
暗証番号を知られてしまうと誰でも入れてしまうことには注意が必要です。暗証番号を打つ際に手元や指の動きから暗証番号を知られないように注意が必要です。
暗証番号を忘れてしまうと鍵を開けることができなくなります。しかし誕生日など容易に連想されやすい暗証番号にしてしまうと第三者に開錠されやすいということにも注意が必要です。

/// 3-5.指紋認証キー

指紋認証キーは指をかざすだけで鍵を開錠することができる電子ロックタイプの鍵の1つです。個人にしか持っていない指紋という情報で鍵を管理するため不正アクセスやコピーなどの被害を防止することができます。

鍵も暗証番号も必要としないため忘れによる締め出しは無くなります。鍵は基本的に自動で施錠し、開けたいときは指をかざすだけなので手間がかからずスピーディに鍵を開閉できます。
とても高度な指紋認証技術を使用しているため指紋の認証が上手くいかないと開錠できないことがあります。例えば手荒れやケガ、やけどによって指紋が損傷している場合は同一人物の指紋として認証できず鍵を開けられないことがあります。

/// 3-6.スマートキー

スマートキーはスマートフォンを利用して玄関の施錠や会場を管理することができる電子ロック対応の鍵の1つです。鍵本体とスマートフォンとの通信によって鍵を管理するため遠隔での操作も可能です。

スマートフォンで管理するため鍵を持ち歩く必要がありません。またアプリから鍵が開いているかどうかの状態を確認することも可能です。
スマートフォンで管理するため、スマートフォンを忘れたりバッテリー切れになっていたりと、スマートフォンが起動できない状態であるときは使用することができません。また機種変更の際には情報を引き継ぐ等の対応も必要になります。

4)防犯ガラスの選び方

/// 4-1.防犯ガラスの仕組み

防犯ガラスとは、2枚のガラス板の間に防犯フィルムを挟んで一体化にすることで通常のガラスよりも強度が高く割れにくい加工がされた窓ガラスのことを指します。主に事故や犯罪から安全を守るために使用されます。

防犯ガラスとされる中にも誤解されがちなものがいくつかあります。
ガラスの中に網が入っている網ガラスは網によって泥棒の侵入を防ぐわけではなく、火災の際に熱によって割れたガラスが飛散するのを防止するのが本来の機能です。
2枚のガラスを合わせてガラスの間を真空にしたペアガラスは強度のためではなく断熱が本来の機能です。
これらは全く防犯効果がないわけではありませんが、防犯を目的として作られていという点で大きな違いがあります。

/// 4-2.防犯ガラスの強度

防犯ガラスは、厚み、加工方法、フィルムの有無などによって性能が変わります。ガラス内部にある中間膜の厚みが大きい程強度が高くなります。
中間膜は主に3種類の厚みがあります。厚みの表記は㎜とmilがあり、それぞれの関係性は以下の通りです。

防犯ガラス中間膜の厚み
・0.76㎜ =30mil
・1.52㎜ =60mil
・2.28㎜  =90mil

ガラスの強度と言えば強化ガラスを思い浮かべますが、強化ガラスと防犯ガラスは全く違うものです。
強化ガラスは安全のために割れにくく、割れた後でも破片でけがをしないように加工されています。対して防犯ガラスは侵入を防ぐことを目的としているので貫通しにくさ、打ち破られず侵入しにくいということが強度の評価になります。

/// 4-3.防犯ガラスの防犯性能評価

防犯ガラスは「日本板硝子協会」による防犯基準が定められています。必要な防犯性能に合わせたガラスを選ぶことができます。
防犯ガラスの性能基準には「打ち破り基準」「とこじ破り基準」があります。

①打ち破り基準

規定の条件で鉄球を板ガラスに3回落とし、突き抜けなかった場合その基準の評価を得ることができます。
打ち破り基準はP1A~P5Aまでの5段階あります。数字が大きくなるほど打ち破りに強防犯ガラスであるという評価です。

②こじ破り基準

こじ破りとは、ドライバーなどで音を出さないようにガラスを破壊し、まわりに気づかれないよう密かに侵入しようとする侵入手口のことです。ドライバーを使用してどのくらいの時間耐えられるかを計測して評価されます。
こじ破り基準は「P1K~P3K」の3段階あります。数字が大きくなるほどこじ破りに強い防犯ガラスであるという評価です。

/// 4-4.防犯ガラスの注意点

防犯ガラスは絶対に泥棒を侵入させないわけではありません。どんな防犯ガラスでも時間と強い力があれば破られてしまう可能性があります。防犯ガラス侵入を遅らせて被害に遭う可能性を減らす効果であると認識しておきましょう。また鍵の掛け忘れをしてはどれだけ強固な防犯ガラスでもなんの意味もありません。基本的な防犯対策と併せて防犯ガラスの効果を活かすことが大切です。

5)防犯砂利

防犯砂利には様々な種類や材質があります。特に材質によって効果やデザイン性、耐久性が異なるため施設する場所や目的に合ったものを選ぶようにしましょう。

/// 5-1.防犯砂利の効果

防犯砂利は音と歩行のしにくさから泥棒の侵入を防ぐ効果があります。
家の周囲に土やコンクリートを敷いてしまうと人が歩く音がしないため、泥棒にとっては侵入しやすい家となってしまいます。
砂利は歩くと音がするのと同時に足を取られるのでバランスを崩しやすく、泥棒は侵入しにくくなります。
防犯砂利は一般的な砂利よりも音が大きくなったり、滑りやすい大きさ、形状に加工されていたりするものを指します。

/// 5-2.防犯砂利の種類

防犯砂利の材質には様々な種類があります。それぞれ加工方法によって音や滑りやすさは変わってくるのですが、見た目や色、耐久性などに違いがあります。

①ガラス製

ガラス製の防犯砂利は形状や色の種類が豊富で、住宅のデザインに合わせやすいことから人気がある材質です。
他の砂利に比べて耐久性は高いとはいえませんが、人工的に作れるので色や形状など様々なものがあります。

②天然石

天然石の防犯砂利は自然の風合いや美しい模様が特徴です、硬度が高く耐久性にも優れ、摩耗や変色も少ないため長期にわたって使用することができます。
自然の物を加工しているのでデザインの種類は少ないです。

③溶岩

溶岩の防犯砂利は黒い色とゴツゴツした形状が特徴です。落ち着いた風合いを持つ砂利で和風の住宅によく合います。溶岩自体が耐久性に優れており、熱や紫外線、温度差など外部からの影響に強い石です。

④瓦製

瓦製の防犯砂利は瓦を砕いて作る防犯砂利です。赤茶色やダークグレーが基本的なカラーで土を連想しやすくやわらかで落ち着いた風合いが特徴です。

/// 5-3.防犯砂利の選び方

様々な種類がある防犯砂利ですが、効果的な場所に使うということも大切なことです。防犯に効果があるように防犯砂利の選び方についてポイントをおさえておきましょう。

防犯砂利は歩いたときのどのくらいの音がするのかを確認しましょう。音は大きければ良いというものではなく、敷く場所によって使い分けると効果的です。
例えば頻繁に歩く場所に大きな音が鳴る防犯砂利を敷いてしまうと騒音になってしまうこともあります。防犯砂利は効果的に、侵入されたくない場所や大きな音で人が歩いていることを知らせたい場所を選んで敷くと、より効果的です。

6)防犯設備の設置

/// 6-1.防犯カメラ

防犯カメラは犯罪の証拠となる記録を残せるもので、泥棒が最も嫌う防犯設備です。安全を守りたい重要な場所にはぜひ設置しておきたい防犯設備です。
防犯カメラには多くの種類や特徴があるので、どれを選んだらよいのか分からなくなってしまいます。防犯カメラを選ぶ際には多彩な機能性に目を奪われる前に、どのような使い方で防犯対策したいのか明確にしておくことが大切です。

防犯カメラに必要な機能
・犯人の顔が分かる程度の画像解像度
・屋外で使用するなら夜間でも画像が鮮明に録画できる機能
・カメラの形状

防犯カメラなので最低限犯人の顔が分かる画像解像度と、夜間でも対応できる機能はあったほうが良いでしょう。
カメラの形状は設置する場所にもよるのですが、カメラがどっちを向いているかが分かるとカメラを避けて侵入したり、レンズを塞がれたりすることがあります。ドーム型の防犯カメラであれば周囲360°どこを向いているのか分からないので泥棒もより警戒します。

/// 6-2.センサーライト

センサーライトは光で照らされることで姿が見えやすくなることで泥棒が嫌う防犯設備です。基本的に夜間に使用しますが、光るだけなので場所によっては効果が得られない場合があるので注意が必要です。
センサーライトは暗がりなど人のいないような場所で急に光ることが注目を集め、不審者を発見し防犯につなげます。そのため以下のような場合は効果が得られない可能性があるので設置場所には注意しましょう。

センサーライトの効果が弱い設置場所
・通行人や家主を含めライトが光っても人目に触れない場所
・繁華街の近くや元々周囲が明るい場所
・カ田舎の一軒家など人通りがほとんどない場所
・人や動物の往来が多くセンサーが頻繁に反応してしまう場所

このような場所はセンサーライトの効果が弱いと言えます。ライトが光ってもだれにも気づかれない、気にされないような場所には設置しないようにしましょう。

/// 6-3.カメラ付インターホン

防犯対策を考えるのであればインターホンはカメラ付の物を選びましょう。最近では一般的になってきましたが、侵入犯罪は空き巣などの泥棒だけではなく家主がいるのを知って侵入する強盗にも注意が必要です。カメラ付インターホンは声だけではなく容姿や人数、外の様子も見ることができるので玄関のドアを開ける前に確認することができます。

カメラ付インターホンにも便利な機能が次々開発されています。

カメラ付インターホンにあると便利な機能
・録画機能付き
・ライト付き
・スマホ連動機能

不審者の訪問があった場合、侵入には至らなくても録画画像があれば犯人逮捕につながることもあります。また留守の際にどんな人が訪問してきているのか、不審者がいないかなどのチェックも行えます。
暗いと画像が分かりにくいことがあるのでライト機能が付いている方が夜でも訪問者の様子が分かりやすくなります。
近年ではスマホに連動できる機能を持っている物もあり、どこにいても家の訪問者を確認することができます。
インターホンは家が留守かどうかを確認するため押されることもあるので、どんな人が訪問しているのかを確認することは安心の生活を守る防犯対策になります。

7)まとめ

空き巣や強盗等、住宅侵入犯罪から家族と財産を守るためには防犯対策が欠かせません。泥棒のような犯罪者は防犯意識の低い住宅を狙っています。住宅の防犯対策では防犯に対する意識を高めるということが大切です。
住宅の防犯対策を行う際には設置工事だけではなく住宅の構造にも関係してくるので、建築の際から取り組んだ方が費用的にも安く済みます。
安全、安心、当たり前の生活を守るために、防犯対策をしっかりと考えた住宅を立てましょう。

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